君の笑顔をもう一度


 教室に誰もいない事を確認して、教室を
 出た。

 保健室に行く途中階段の上に私に嫌がら
 せをしてる先輩が居た。

 上にのぼらなきゃいけないから危険だけ
 ど用心しながらのぼった。


 「本当にムカつくよね~」

 私の隣でそう呟いた。

 私でもさすがの限界。

 「貴方達んなんですか!!私は隼人君と
  付き合ってなんか無いし、貴方達にこ
  んな事される覚えないんですけど!!」

 早口で言った。

 それに反応した先輩がこちらを振り返った。

 「な~に?なんか言った?」

 ――ドンッ


 痛っ



 「え・・・・・」

 怪我をしていた肩を押されそのままバラ
 ランスを崩し階段から落ちた。







 「ん・・・・」

 日差しが目に差し込む。

 目がなれないせいか何度も瞬きをした。

 「大丈夫か?」

 上から声がして、顔を見上げる。

 「隼人君・・・・?」

 そこにはいるはずのない隼人君が居た。

 「どうしてここに?」

 あたし・・・・階段から突き落とされた
 んだっけ?

 「俺が運んだ・・・・」

 少し悲しそうな顔をする隼人君。

 ギュッと手を拳にして握った。

 「どうかしたの?」
 
 様子がおかしい気がする。

 「お前・・・・勘違いされていじめられ
  てたんだろ?」

 何でそれを!?
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