君の笑顔をもう一度


 「大丈夫!!あたし転んだだけだから」

 急いで手を引いた。

 「嘘つくな・・・・痛かっただろ?」

 怒られると思って体を縮めてたけど、優
 しい言葉を掛けられてびっくりした。

 「怒らないの?」

 あたし隼人君に迷惑掛けたのに。
 
 「はぁ?怒るかよ」

 当たり前のように言われた。

 
 あたし、小さい頃からじいちゃんと暮ら
 してて何かあっても自分でやってたから
 人に優しくされると調子狂うんだよね。

 だから悪い事するとネガティブだからす
 っごい凹んで・・・・。

 「ありがとう・・・・」

 本当、隼人君と居るといっぱいありがと
 うって言いたくなる。

 こんなに優しくしてもらえるんだもん。


 ――ジィ~

 
 「な、なんだよ」

 隼人君をじっとみる。

 「隼人君ってロボットじゃないよね?」

 笑いを堪えながら顔を覗き込んだ。

 「・・・・馬鹿にしてんのか?」

 片方の目を引きつらせる。

 「わぁ!!ごめんなさい」

 顔に怒りマークが見えます!!

 「バーカ嘘だよ」

 お腹を押さえて笑った

 えぇ!!

 酷い・・・・。

 本気で怒っちゃったのかと思ったのに。

 やっぱりこの人超ドSだ!!

 あたし別にMじゃないんだけど・・・・。
 

 
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