君の笑顔をもう一度
「わぁとても綺麗!!」
そうおばさんが口を開いた。
「いや・・・全然そんなんじゃ」
少し照れる。
お世辞でもうれしい。
トンッ
軽く背中を押された。
「舞、頑張ってね」
おばさんは手をグーにしてニコッと微笑ん
だ。
「はい!!」
私は大きな返事をして部屋を出た。
ドクッ ドクッ ドクッ
まるで体全体がが心臓になったみたい。
緊張して心臓バクバクだし、手も震える・・・・。
ここは舞台の裏。もうすぐ出番だから控え
てるんだ。
はぅぅ~
緊張マックスだよ~!!
落ち着こう・・・・。
手に人、人、人と書く。
そして目を閉ざす。
「次は巫女による舞です・・・・・」
アナウンスが聞こえた。
私の前にあった布がゆっくりとあがって行
く。
始まる・・・・。
閉ざしていた瞼をゆっくり開く。
布が完全に開いた。
そして私の一番初めに目に留まったのは
・・・・。
来てくれたんだ。
隼人君だった。
それじゃあ余計頑張んなきゃだね。