君の笑顔をもう一度



 「あっちょっと待ってよ凛!!」

 ネクタイを締めていると凛が靴を履いてる
 のが見えた。

 「俺、日直だから先行く」

 そう言ってさっさと出て行ってしまった。


 な~!!

 薄情者!!

 どうしよう急がなきゃ。


 私は制服に身を包み洗面台を出た。

 リビングにある朝食を食べる。

 「・・・・・遅刻しそうなのに朝食は食べ
  るのか?」

 じいちゃんが少し呆れ顔で言った。

 むぅ~

 だってご飯食べないとお昼までお腹持たな
 いんだもん。

 
 ご飯を食べ終え茶碗をさげる。

 ズキンッ


 う゛っ・・・・


 ガシャン

 私は持っていた茶碗を落とした。

 突然頭に激痛が走った。

 頭が張り裂けるような痛みが頭を襲う。

 でもその痛みはすぐに落ち着いた。


 「未琴!!大丈夫か!?」

 じいちゃんが慌てて駆け寄る。

 「大丈夫、大丈夫平気だよ。それより遅刻
  しそうだから茶碗お願いできる?」

 壊れた茶碗治してる暇なんてないや。
 
 じいちゃんに心配かけたくないからニコッ
 と笑う。

 「・・・・ああ」

 
 じいちゃんのその言葉を聞くと私は走って
 家を出た。


 頭痛かったな・・・・。

 でも、本当にすぐ治った。

 何だったんだろう?

 
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