眠り王子×無関心姫②【完結】
それから半年後。
あたしは高校に入学した。
中学のことは外国であったことだから、という理由でどうにかなったらしい。
まあ、成績がよければ何も言われないとこだから助かった。
その高校には半年の間に仲良くなった軽穂も入学した。
軽穂はすっごくいいやつ。
情に厚くて、イケメンで、喧嘩も強い。
「舞憂、クラス一緒だ!」
「あ、ほんと?」
「よろしくな!」
「うん。」
軽穂がいるならまあまあ楽しいかもしれない。
そう思いながら教室に入った。
回りはド派手な化粧をしてるギャルと髪の毛の色が様々なギャル男。
…もしくはチャラ男?
てかなんで、この教室だけこんな奇抜な人が集まってんの。
他の教室は普通の人ばっかりじゃなかった?
「舞憂、どうした?」
「…や、別に。」
まあ、どうでもいっか。