ゆびきり
「手をつないだりはするけど…あと『結婚しよう』って言い合ったり


でもこれって何なんだろ??


「それって付き合ってるんか?」


中野君は真剣


「う~ん。どうだろう」

「付き合ってるわよ!!藍はたっちゃんが大好きなんだから!」

僕がなんて答えようか迷ってる間に
藍ちゃんが真後ろで怒鳴っていた


「藍ちゃん!?」

僕は驚いて椅子ごと後ろへ倒れてしまった


ドン!!

と大きな音を立て床に落下


「たっちゃん大丈夫!?」

覗き込む藍ちゃんの顔を見て

「大丈夫」

そういいながら視線をずらすと
藍ちゃんのパンツがスカートから丸見えだった


何かわけのわからないうちに
顔の辺りがカーっと熱くなった


「たっちゃん!?顔赤いよ!?大丈夫!?」

そこまで言うと
藍ちゃんは僕が何を見て赤くなったかわかったらしく

「たっちゃん!!!」

と怒り出した。



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