NIGHT MOON
同じ頃。
今日、七本目の煙草を消しながら
夜月は酒の入った片手に
何気なくカーテンの隙間から
少し見える外の様子を眺めてた。
「雨は嫌いじゃないが、ここまで気まぐれに降られると嫌気がさすな」
そう言うと隙間を隠す様に
カーテンを勢いよく閉める。
「…あ…め…」
一緒にいた朱里が
ソファから立ち上がり
ふと呟く。
「朱里、どうかしたか?」
「あの日も雨が降っていたから」
「お前と会った日か?」
「うん…」
「そういえばそうだったな」
「あたし、夜月くんと出会えて良かったよ。初めてだよ夜月くんみたいな人って…」
「俺はそんなに珍しい男か?」
「そうじゃなくて…」
答え様とした時
夜月は朱里の痩せた肩を後ろから
そっと抱き締めた。
今日、七本目の煙草を消しながら
夜月は酒の入った片手に
何気なくカーテンの隙間から
少し見える外の様子を眺めてた。
「雨は嫌いじゃないが、ここまで気まぐれに降られると嫌気がさすな」
そう言うと隙間を隠す様に
カーテンを勢いよく閉める。
「…あ…め…」
一緒にいた朱里が
ソファから立ち上がり
ふと呟く。
「朱里、どうかしたか?」
「あの日も雨が降っていたから」
「お前と会った日か?」
「うん…」
「そういえばそうだったな」
「あたし、夜月くんと出会えて良かったよ。初めてだよ夜月くんみたいな人って…」
「俺はそんなに珍しい男か?」
「そうじゃなくて…」
答え様とした時
夜月は朱里の痩せた肩を後ろから
そっと抱き締めた。