ひとつになりたくて
「どんな感じなの?」

「う~んとねぇ。めちゃくちゃエッチな歌詞」

恥ずかしくてふざけた感じで言ってみたんだけど。

「・・・」

何故か彼女は黙り込んでしまった。



「部屋に上がって良い?」

玄関で靴を履いたまま抱き合っている俺たち。

彼女の足下を見ると、彼女は裸足だった。

「良い?」

もう一度聞くと、彼女は黙ったままコクリと頷いた。

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