青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―
「あのな、浅倉」
「分かってるって! なるべく危険はこっちが買うつもりだからさ。ちょっちおめぇ等お得意の知識を貸してもらったら、こっちで頑張るから。
その土地勘と、あー、不良の情報網を掛け合わせた知識、俺達に分けてくれるだけでいいんだ。現地には俺達が行くって」
「いや。それも無理だろ…、ケイとタコ沢がタッグを組んでこその作戦だ」
「んじゃあ、護衛つける。それでどうだ! 蓮とか強ぇぞ、実力は俺のお墨付きだしな。な? 蓮」
「え…、まあ、それなりには」
「だから…、これは少数で動くのがベストなんだよ、浅倉。
清瀬じゃあ目立つだろうしな。楠本直々に来ちまうぞ。奇襲戦法なのに、下準備もなく奇襲でも掛けられたら」
「危険を買うって点なら、それ、使えるかもね」
それまで黙っていたハジメが口を開いた。
「そっちのチームが」
危険を顧みないというのなら一つ案があるよ、真顔で語り部に立つ。
案を出すハジメの声音によって、室内は静寂に包まれていった。