青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―


曰く、二人はオリエンテーションを受けている真っ最中らしい。
ヨウの携帯にモトがメールを送ったとか。


てことはあの中坊二人が最後か。


あ、ちっげぇ。


今年から正式な俺等の後輩か。

なんたってあいつ等、今年から高校生なんだぜ?
学ランから俺等と同じブレザーを着るんだぜ?

変な感じだよなぁ。
 
俺の中じゃずーっと学ランを着ているイメージがあるだけに、あいつ等二人が今年から後輩になるなんて信じられない。


まさか揃って俺等の高校に入学するなんて…、

確かに二人とも俺等の高校に入学するって宣言してたけど…、


ホンット有言実行する奴等だよな。
 

……あいつ等が入学してきたことで、ますます学校生活は煩くなりそうだけど。
 

「そういえばケイさんは、どうして学校に居残りを? 係り決めの時に何かあったってヨウさんが…、あ…係り…、ど、どうしよう」

「ん? どうした? 変な係りにでもなった?」
 
 
俺の話題には触れず、係りのことに話題を向ける。
 
そしたらココロ、「ううっ」っと唸り声を上げて風紀委員になってしまったのだと溜息。

比較的風紀委員は不人気な係り、結構皆から嫌われる役目を持ってるしな。


特に風紀検査とか。


ココロは大人しく図書委員になりたかったらしいんだけど、じゃんけんに負けて風紀委員になってしまったとか。

彼女が一番、頭を悩ませているのはまさしく嫌われ要素満載の風紀検査。
 

「私、今年はシズさんと一緒のクラスなんですけど…、シズさんの髪の色を注意しないといけないと思うと胃がっ。
シズさんならまだしも、クラスには男女問わず、こっそりと眉を整えたり、くるぶしソックスを履いてきたりする人達がいるんですよ。その人達に注意するなんて思うと…、うーっ、どうしましょう…」


「大丈夫だって。適当に仕事してる振りしとけばいいし、案外さ、風紀委員の注意ってみんな受け流してるじゃん? 身構えるんじゃなくて、なるようになるさ思考で過ごせばいいよ」
 
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