If〜桜龍の彼等〜【完】
「三咲ハルカには手を出さないから安心して。

というより、そんなメリットのない事はやらないわ。時間の無駄だもの。

だけど、これでわかったでしょ?

情報は筒抜けなのよ」

「まさかそんな…」

「可哀相だからもう1ついい事教えてもいいよ」

「何だよ?」

「ゲームは既に始まってるわ。

それから…

誰が敵で誰が味方なのかよく見極める事ね。

BlackStarはあなた達の近くにいるわよ」

「はっ?!」

「私が言える事はそれだけ。

まぁ、せいぜい頑張って」

ナツはそれだけ言うとさっさと帰って行った

私達の心の中に“この中に裏切り者がいるかもしれない”という疑いの気持ちを残して−−


< 550 / 824 >

この作品をシェア

pagetop