If〜桜龍の彼等〜【完】
ざわめく倉庫内−−

みんな動揺を隠せずにいた

「マサタカ、もう1度BlackStarという名で調べてみてくれ」

「タクト…すまない。

まさか俺達の情報があっちに漏れていたなんて…」

「気にするな。

お前達も、これから先何が起ころうと仲間の事は信じろ。

俺はお前達の事信じてる。

いいな、仲間を疑うなんてバカな事だけはするなよ」

「「「はいっ!!」」」

タクトの言葉で少し晴れやかな表情をするメンバー達

私の心はちっとも晴れてなんてくれないのに…

「ルナちゃん…大丈夫?」

「スズさん…

私…帰りたい……」

今は…今だけは…

タクトと離れたい………

タクトの顔を見ると思い出すから…

嫌な事…たくさん思い出すから…


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