If〜桜龍の彼等〜【完】
「そんなんじゃ俺には一生勝てないぞ」
「クソッ…!
うあぁっ………」
こんなタクト…
もう見てられないよ……
「さっさと諦めちまえよ。
そしたらこのまま無事に仲間の元へ返してやるよ」
「……諦めねぇ。
ルナを連れ戻すまで…
ぜってぇ諦めたりなんかしねぇ」
「命が惜しくないのか?」
え…命…?
そんなまさか………
「ルナがいない人生なんか考えられねぇ。
俺にとってルナは、生きる意味だ。
ルナのためならこの命、惜しくなんかねぇ」
タクトの目は真剣で嘘を言ってるようには見えない
だけど…
私にはわからない
タクトの気持ちが…わからないよ…
私は…弱い人間だから…
タクトの言葉を素直に受け取る事が出来ないの…
「クソッ…!
うあぁっ………」
こんなタクト…
もう見てられないよ……
「さっさと諦めちまえよ。
そしたらこのまま無事に仲間の元へ返してやるよ」
「……諦めねぇ。
ルナを連れ戻すまで…
ぜってぇ諦めたりなんかしねぇ」
「命が惜しくないのか?」
え…命…?
そんなまさか………
「ルナがいない人生なんか考えられねぇ。
俺にとってルナは、生きる意味だ。
ルナのためならこの命、惜しくなんかねぇ」
タクトの目は真剣で嘘を言ってるようには見えない
だけど…
私にはわからない
タクトの気持ちが…わからないよ…
私は…弱い人間だから…
タクトの言葉を素直に受け取る事が出来ないの…