悪魔なキミと愛契約【番外編】
お昼になると必ず寄ってくるファンは、ざっと数えて約30名くらい。
ってことは。
どんなに遅くても、1カ月待てば、私に順番が回ってくるってこと。
私のお弁当を課長が手にする日は、そう遠くない。
「きゃ~!! 課長!!」
ドドドドっと、ビルを揺らすほどの勢いで課長を目指し走る女性社員達。
その中に、負けじと私も混ざる。
血みどろの闘い。
狭い廊下は一気にファンで埋め尽くされ、私の位置からは課長の姿が見えなかった。
みんな、自分の身はどうなってもいいと、お弁当だけを守り課長に近づいていた。
くっそ~!!
負けるもんかぁ!!
みんなは、課長の本性を知らずに外見だけで近づいてんだろ!?
私は課長のあの悪魔の性格を知っても、どんなにけなされても、どんなに無視されても。
それでも、課長の事が好きなんだから!!