悪魔なキミと愛契約【番外編】
次の日も。
その次の日も。
1週間後も。
2週間後も。
どんなに課長の近くでお弁当を差し出しても、受け取ってもらえなかった。
その度に、課長は私をバカにしたように口角を上げた。
普通ならそろそろめげる頃なんだろうけど。
私を甘く見るなよ!!
こんな、課長の表だけを好きな連中に負けてたまるか!!
「課長っ!! お弁当、どうぞ!!」
血みどろの闘いに参加して、今日で1カ月。
他の女性社員は、すでにみんな一回は課長にお弁当を食べてもらっている。
1か月も経てば、周りから憐みの目が私に向けられて。
ぜぇぜぇ息を切らしながらお弁当を差しだす私を残して、みんな身を引き始めた。
“可愛そうな人”
きっと、みんなにはこう思われてると思う。
もう、どう思われたっていい。
ようやく、課長にお弁当を食べてもらえる日が来たんだから。
「………。」