悪魔なキミと愛契約【番外編】
跪きながら、お弁当を課長に差し出す私。
闘いに勝ちぬいた私は、制服も髪もメイクもぐちゃぐちゃ。
課長はボロボロな私を無言で見下し、大きなため息を吐いた。
「バカか、おまえは」
廊下に残されたのは、課長と私のみ。
課長の本性が現れた。
「ええ、バカですよ」
「………」
サラリと答えた私から、迷惑そうに目を逸らした。
「私、諦めませんでしたよ。
みんなにも、私の熱意が伝わったんですかね?昼休みに、私と課長の2人だけってキセキじゃないですか?」
目を輝かせながら、課長を見上げる。
正直、自分でもびっくり。
私、こんなに体力あったんだって。
よく1カ月も闘ってこれたな。
「………。」
差し出した手が、急に軽くなった。
私のお弁当を、課長が手にしている。
「不味かったら、慰謝料払えよ」