手の届かない君へ〜レジスタンス瞑Side〜


「あ、大丈夫でした?」


腕をぷらぷらさせながら、女の隣に座るレオ。



「…え、あっうん平気。助けてくれてありがとう」


「よかった。あー、でもオデコ怪我しちゃってるね。」



もっと顔面やっときゃよかった。なんて恐ろしい事を口にしたレオに女はまたしても固まった。



「取り敢えず、肩 治して」



治してもらう分際でこの上から目線の言い方。

レオは何事にも順位は自分が一番だと思い込んでるんだろう。

うざっ。



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