恋蛍~クリアブルーの風に吹かれて~
やっぱり、過去を思い出すと切なくなってしまう。
むなしくなってしまう。
惨めになった。
隣でジェラートをぱくつく悠真を見て、苦笑いした。
「悠真は……」
「何さ」
「悠真は男の子なのに、甘い物……食べるんだね」
背中を丸めてぽつりとこぼすと、
「何かね。陽妃の彼氏は甘いもん食べねーらん人なんか」
「……え」
まだ何も言ってないのに、悠真が核心を突いてきた。
「な……んで?」
何で分かったんだろう。
意表を突かれて動揺し困惑していると悠真は小さく静かに笑って、
「陽妃は分かりやすいやつやっさー。顔ん書いてあるしよー」
とあたしの顔をプラスチックのスプーンで指した。
「泣きじーな顔しやがってさ」
泣き……?
「あたし……?」
泣き顔になってた?
聞きながら首を傾げると、悠真がこくっと頷く。
「……別れて来たんかね」
なんか。
「遠距離や無理やしが、言われた型やっさーろ」
なんか……。
「……うん」
なんていうか。
「やっぱりね。たいがいやさ。移住して来る子やぁ、たいがい恋人と別れて来るから」
「……そっか」
なっさけないな、あたし。
いつまでも、いつまでも、引きずって。
未練がましいったら。
まだ良く知りもしない悠真に、あっさり見破られてしまうくらい。
まだ、忘れられなくてさ。
情けないな。
本当に。
「なんていうか……振られたっていうか」
きつい陽射しがジェラートを煌めかせながら融かしていく。
むなしくなってしまう。
惨めになった。
隣でジェラートをぱくつく悠真を見て、苦笑いした。
「悠真は……」
「何さ」
「悠真は男の子なのに、甘い物……食べるんだね」
背中を丸めてぽつりとこぼすと、
「何かね。陽妃の彼氏は甘いもん食べねーらん人なんか」
「……え」
まだ何も言ってないのに、悠真が核心を突いてきた。
「な……んで?」
何で分かったんだろう。
意表を突かれて動揺し困惑していると悠真は小さく静かに笑って、
「陽妃は分かりやすいやつやっさー。顔ん書いてあるしよー」
とあたしの顔をプラスチックのスプーンで指した。
「泣きじーな顔しやがってさ」
泣き……?
「あたし……?」
泣き顔になってた?
聞きながら首を傾げると、悠真がこくっと頷く。
「……別れて来たんかね」
なんか。
「遠距離や無理やしが、言われた型やっさーろ」
なんか……。
「……うん」
なんていうか。
「やっぱりね。たいがいやさ。移住して来る子やぁ、たいがい恋人と別れて来るから」
「……そっか」
なっさけないな、あたし。
いつまでも、いつまでも、引きずって。
未練がましいったら。
まだ良く知りもしない悠真に、あっさり見破られてしまうくらい。
まだ、忘れられなくてさ。
情けないな。
本当に。
「なんていうか……振られたっていうか」
きつい陽射しがジェラートを煌めかせながら融かしていく。