愛姫



部屋から出るノディア。




サラも連れていかれた。




ぽつんと部屋に残ったユア。




しばらくするとアロが入ってきた。




「ユア様、新しいお部屋にご案内いたします」




「ア、アロ・・・、なんで私なの・・・?




「それは存じません、ご自分でご確認しては?」




「そう・・・だよね、」




だって、普通奥さんは好きな人じゃないの?




ノディア様が私を好きだなんてありえないもん・・・。




「ユア様、嬉しくないのですか?」




「・・・え・・・?」




確かに・・・・好きな人の奥さんは嬉しいけど・・・・素直に喜べない。




「ユア様、自信をお持ちになってください」




部屋についたらしくアロの脚がとまる。



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