My sweet home
「あ、翔だっ!!」

「ただいまっ。
 ん? ハルまた来てたの?」

「お邪魔してまぁーーーすっ」


翔は、ダイニングで食事するハルに一度視線を向けて、


「ゴメン。
 オレ先にシャワー入ってくるわ…」


と、部屋を出て行く。



「・・・。」

「・・・?」



再び部屋にハルと二人になり、ハルが二人だけなのに、手を添えて耳元で私に聞いてきた。


「なっ。
 昨日は、帰ってきたら真っ先にキスしてたじゃん、翔」

「う、うん……」

「今日は…。
 オレ、邪魔だった?」

「ううん。
 疲れているんじゃないかな? 仕事で。 とっても」

「ふ~んっ…」


私は、翔の発してたSOSに気付いてあげれてなかったんだよね、この時……。
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