イジワル王太子と政略結婚!?
“ナゼ…ソンナモノヲ持ッテイル…!?”

「──っ!」


また地を這うような声が聞こえてはっとした。



“貴様ラ…!オレニ歯向カウツモリカ…!?”


黒い影が煙のように渦を巻いて、さらに大きくなっていくのがわかる。



“許サナイ…生命アルモノ…オレガ全テ奪ッテヤル…!!”



また襲われる…!!

あの翡翠は…!?



シーナの手から転がり落ちた翡翠は、まだ弱い光を放っている。


私は必死でそれを取ろうと手を伸ばした。


< 203 / 241 >

この作品をシェア

pagetop