あの花畑の天使
心は驚いた顔で・・!?

「あっ!?何!?あなたの背中に白い羽が見えるわ!・・凄い綺麗だわ・・・・りんごちゃんは、本当の事を言ってたんだ・・・きっと・・りんごちゃんが私にも見せてくれたんだね・・ありがとう・・・私・・思うに・・りんごちゃんにとって、まぎれもなく・・あなたは天使さんだと思うわ・・そして、私の・・私達の天使さん・・・」

心は凄く嬉しそうに僕に話した・・。

僕はりんごのお墓の花を換え・・線香を立てた・・。

線香の煙は、ゆっくりと広い青空へ

向かって昇る・・・、やさしい風が・・

心の長い髪を揺らす・・・

その風は色々な音を奏でていた・・・。

心が呟いた・・、りんごが僕に・・

あの病室で尋ねてきたかのように・・

「音楽が聴こえるね・・」

僕も

「うん!聴こえる・・」

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