あの花畑の天使
しばらくして、りんごに

「また来るから」

と、言葉を残してお墓を後にした・・。

駐車場には、もう一台の車が見える・・

自分の車の所まで来ると・・年配の方が居た・・。

その人は僕の顔を見るなり・・

驚いた顔をして近づいて来た・・。

その人が「もしかして!?・・あなたは・・りんごちゃんのお兄さんでは!?」

僕も驚いて「えっ!?なんで僕の事を知っているんですか!?」

その人は安心して・・嬉しそうに

「ええ!もちろんですよ・・私は、よく君に鼻髭先生と言われていたんだよね・・・いや・・りんごちゃんが教えてくれたんだよ・・・、ここへ来れば必ず君に会えると思ったんだよ・・いやー本当に良かった・・」

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