【短編】放課後、キミと教室で。
「…誘ってんの?パンツ見えてんだけど、イチゴの(笑)」
「えっ?!!」
思わず、自分のその下を覗き込むと、先生の言ったとおり総柄イチゴのパンツが丸見えだった。
慌てて教卓の下に潜り込んだから、スカートのことなんて気にする余裕もなかったのだ。
慌ててスカートの裾を直し、
「さ、誘ってなんか…」
そう言いかけたのと同時に先生は教卓の下にいるあたしの隣に潜り込む。
先生の香りが教卓の下に溢れる。
「…先生、狭いよ」
「いいじゃん」
先生の息までかかる近い距離。
さっき以上にドキドキする。
「……先生」
あたしがそう言ったのを合図にどちらからともなく顔を近づける。
「…好きだよ、先生」
触れる程度の軽いキスをして……
「……俺も」
もう一度互いに唇が触れ合う。
二度めからはもう、軽いキスなんかじゃなくて……
「……っ…ん……先……っ…生…」
甘い息が漏れてしまう甘いキス。
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