先生と生徒


「マキっ♪」


あれから何度か言い合った後、着替えてホテルでの朝食。


「華っ!おはようー♪」


「うん♪

脱、処女出来たみたいだね♪」


「何で分かるの?」


「こーこ♪」


華は人差し指を首元にやり"お熱いねー"なんてオバサン口調で良くんの元へ行った。


近くの鏡を見る。


首元には赤い跡。

きっといつの間にか和也につけられたであろうキスマーク。



「和也っこんなのいつつけたのよっ?」


「へ?今朝。」


「今朝?…って私、記憶ないよ?」


「当たり前でしょ?マキ、寝てたもん」


「寝てたもん、って、寝込み、襲うなーっ」


「悪い悪い!」


「隠せないじゃんっ」


すごく目につくところ。
右側の首元。



「いいじゃん?」
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