先生と生徒

「好きーっ」


の言葉で、抱き上げた先生の息子を見た瞬間、


「っ??」


奪われた唇。


「あちゃー…」


"あぁあ"とでも言いたげな先生をよそに、

「あー!?このエロガキっ!」


少し怒り気味の和也。


と、周りを見渡すと少し迷惑そう。


あ…そうだ、ジェットコースターの列だったんだ…


そう思い、先生の息子を抱き抱えたまま、列から抜け出た。




「悪いな、酒井…

何でか翔はキス魔でな…」

先生の元へいった翔(ショウ)くん(先生の息子は翔くんと言う)


「いいえっ可愛いイタズラですから…」

と、ニッコリ微笑み翔くんを見る。



「先生に似たんですか?」

少し拗ね気味の和也が問う。


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