先生と生徒
繋がれた手は先ほどより熱を帯び、縮まった距離は心の距離。
また、一歩、和也に近づいた気がした。
「どうする?どっか行く?」
「うーん…和也と一緒なら、いいやっ♪」
「…///何言ってんだ、」
頭をコツンと叩かれ、お互いの顔を見合わせて笑う。
「んじゃ、ここ入んね?」
「…いいよっ?」
"Shilbaracse-Sazarraian"
"シルバーアクセ-サザーライアン"と書かれた看板が立つ、一軒のアクセサリー屋。
「…わー♪可愛いっ」
「そ?」
上機嫌の和也を見ながら店頭にあるアクセサリーを見る。
キラキラと輝くアクセサリーを目にしながら、次々に見ていく。