LOVE*PANIC



「ね、分かった? 俺と恋愛する、てこういうこと」


修二は自信満々なような表情を見せた。


口で言うより、見せた方が早い、ということなのだろう。


確かに、早いし、分かりやすい。


「いや、あの……」


だが、あまりに突然の出来事に一歌の頭がついていっていないのも事実だった。


本当に、この話は進むのだろうか。


一歌は上手く回らない頭で一周懸命考えた。


だとしたら、ものすごいことだ。


冷静に考えられているかどうかは疑問だが、それだけは確かだった。


あの、浅田修二が出るドラマの主題歌。


しかも、挿入歌ではない。


一体、日本中の何人が、一歌の歌を耳にする機会を持つというのだろう。


想像も出来ない人数になるはずだ。


これは、一歌にとっては、この上ないチャンスだった。


その先はどうなるかは分からないが、その一曲は間違いなく売れる。


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