「どうせなら…記憶を無くしてしまうくらいなら…
このノート燃やしてくれればよかったのに」


ペラペラと捲って、一枚の写真を取り出した


ただそれを一心に見つめて、涙が溢れ出すルナ




「…私たちってきっとバカだ」



涙で溢れたその写真…



「ルナ?」



必死に笑顔を作って、俺に微笑みかける


ただ…頬には涙がいっぱいで…



笑ってるつもりなんだろけど


泣いてる


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