1431㌔の純恋
近づく別れ
マンガ喫茶に着き
僕はふぅとため息ついた。もう後3時間かぁ、、、、
辺りはもう静けさがただよりいっそう別れが辛くなった。
僕は部屋に入り座った
途端に涙がこぼれた。
今まで我慢してた分が
一気に流れでた。
この涙はどうしようも
止められなかった。
僕は君と反対の方向を
向き、声をあげずに
泣いた。君と今まで
過ごした三日間を一気に
思い出したからだ。
僕はしばらく泣いていたが、君に声をかけられ
少し落ち着いた。
でもまだまだ全然涙が止まらない。
どうしたものか、
やっぱりこの別れも
初体験だから、
僕には刺激が
強かったみたいだ。
刺激が強かった分、
涙が溢れ出す。
何分の時が経っただろうか、やっと落ち着いたが、
君と一緒に居れる時間を
少し無駄にしてしまった。僕は無駄にした時間を
取り戻すため、
笑顔になり、
君との最後の時間を
楽しむ事にした。
君は僕にパソコンで君の住む町を紹介してくれた。自然がいっぱい。
海いっぱい。
人の優しさがいっぱい。
美味しい食べ物いっぱい。そしてなにより君がいる。本当こっちはいいとこ
だと思った。
僕は君に僕の住む町を
紹介してあげた。
君の目がキラキラ輝いた。僕は名所や恋人が集う場所を、紹介した。
君も僕のとこに
住みたいと言ってくれた。僕達は将来一緒に
住もうと約束した。
初めて出会ったのに、
将来の事まで約束
できるなんて、
僕にはこんな幸せは
ないと噛みしめた。
また今度出会える事を信じて。
次に会うのは
三ヶ月後、
たった三ヶ月。
しかしその三ヶ月が
とても長い。
町でカップルを見かける
たびにいつも君の事を
思い出すように
なるからだ。
君とこっちで
会えたらどんなに
幸せだろう。
僕はそんな事を
思いながら
後1時間、
僕は君にくっつきながら
過ごす事にした。
別れは辛いよ。

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