拓く、道
誰かに見られないように
私たちは走って校舎を出た。
校舎から自分たちの姿が
見えなくなるあたりまで走った。
お互いに息が切れていたけど
私たちは笑顔だった。
「あんたの家どこ?」
「×××スーパーの近くのアパートです。」
「まぢで?俺もちょっと近い…」
「そうなんですか」
神崎弘斗は自慢げに話していたけど
私にとってはどうでもいい…
街の中を2人で歩いているとき
特に会話はしていなかった。
別に恋人どうしでもないから
距離は離れていた。