ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜
「フフッ。ありがと」


「なんか話?」


「うん…。まぁ、そっかな」


アイスがなくなるまで果夜はしゃべろうとしない。


すでに完食したオレは、黙って果夜の横顔を見ていた。


「はぁ…。おいしかった!いいね?半分コ」


「うん」


アイスのなくなったスティック。


はずれの文字。


果夜はそれをゴミ箱にシュートしたが、入らなかった。


立ち上がりきちんとゴミ箱に捨てると、果夜はまたオレの横に座った。
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