白緑蝶"Ice green butterfly
貴方の後姿を、私は見つめる。

エレベーターが停まる。

放心状態の私・・・

だって、貴方は確かに
こう言ったもの。

「連絡する
 
 非通知でも出ろよ」

貴方の部屋のドアが閉まる。

「あの、乗られます?」

「あっ、はい、乗ります
 ごめんなさい」

タワーマンションの前・・・

台車を車に積む、姉のすずは
自分に起きた出来事を私に
話して聞かせる。

「ヒワ、遅くなってごめんね
 今日の配達は、散々
 だったわ

 違う種類の花に変えてくれ
 だの、何だの・・・
 
 一度、店まで戻ったから
 ついでに違うところも配達
 回ってきたわ」
< 56 / 999 >

この作品をシェア

pagetop