海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「ならいいけど…。」

「でもな…。」

「でも?」

「俺の中では、まだしぃーちゃんはさ、小一なんさ。」

「わかる。イメージ止まるもんな。」

「だからな、たつは…、ランドセルがブカブカの女の子に手を出しているようにしか…。」

この時、浩二の頭に殴られた痛みがはしった。
最初は、福永にと思った浩二だが、その福永の視線の先には、汐莉がいた。


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