オパール・オッドアイ
リビングに行くとすでに支度を終えた男性陣が揃っていた。
こちらも全員、浴衣姿。
いつもと違う雰囲気でとても格好良い。

「へ~。
皆、浴衣姿似合うてるやないの。
見違えたわ。」

「瑠璃さんもとても綺麗ですよ。
姉ちゃんも綺麗に着付けしてもらえて良かったな。」

「うん!
明日着付け教えてもらうの~!!」

「是非そうして。
そして俺に着付けさせないで。」

「今まで琥珀がやってたのか!?」

「そうなんだよ…。
『自分で出来ないからお願い~!
浴衣じゃないとお祭り気分出ないの~!!』って我が儘言われて。
俺だって年頃なのに…。」

「色々と大変だな。」

「もう慣れたけどね。
苦労は少ないに越したことはないから。」

「…ごめんなさい。」

「あ~、もう落ち込まなくて良いってば。
…別に頼られる事自体は嫌じゃないから。
(って、うわ~何言ってんだろ俺!!)
早く行かないとゆっくり見て廻る時間なくなっちゃうから行くよ!」

「…うん!」


「はく君て、若干ツンデレ?」

「だね。
可愛いでしょう?俺の弟分は。」

「一家に一人欲しいくらいやな。
この姉弟に骨抜き状態やね雪夜さん。」

「二人とも可愛いんだから仕方ないさ。」

「瑠璃さん、雪夜さん!
早くしないと二人に置いて行かれますよ?」

「はいはい。」

「なんか一気に老けました?雪夜さん。」

「失礼な。俺は健在だ!
人の事気にしてる暇無いだろ?
椋兎は早く行って点稼ぎしたほうが良いんじゃない?」

「その上からの物言い、腹立ちますね。
すぐ追い越しますから!!」


「若いってええな~。」

「瑠璃さんも充分若いでしょう。」

「あそこまでの若々しさは無いな。」

「まあ、俺も人の事言えないけど。」

走って先を行く三人をゆっくり歩いて追いかける年上二人。

(兄弟って言うより家族…?
元気に駆け回る子供達を心配しつつ微笑ましげに見守る父親的な。)
今の状況を客観的に考え、自分で思ったことなのに傷ついて少し凹む雪夜。
その様子に気づいた瑠璃は心境を察して隣で笑うのをプルプル震えながら我慢していた。
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