俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「そんな、祐二さんが…」

「当時は、大学生の間では、大麻位はどうって事無い、むしろステータスみたいに扱われてたわ」

「でも、簡単に手に入る物じゃないんでしょう?」

「だから、個人で栽培したりもしたらしいわ」

「――で、出来るんですか、そんなこと…」

「スペインじゃ他人に売らない限り、合法なドラッグだもの、煙草と同じ感覚よ」

「煙草…あ…」

私は思い出した。

祐二さんは葉巻みたいな小野を吸ってた。とっても甘い香りがする。あれが、ひょっとして大麻なの…

「ナナコママは大麻の香りって知ってるんですか?」

「――もう時効だから薄情するけど、私もやってた口よ。すっぱりやめたけどね。大麻は独特の甘い香りよ」

私は思った、間違い無いって…でも、どうしたら…
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