俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
私達は、玄関で何気なく下級生と思われる女の子とすれ違った。

「あの、優香先輩!」

私達三人は、その声に立ち止まる。

「手紙、読んで頂けましたか?」

背の小さい、ざっくり三つ編みに、ちょっと度がきつそうな眼鏡の女の子は優香に向かって頬を紅潮させ、潤んだ瞳でそう言った。

「あの…紗和…さん?」

「はい、一年の紗和です」

私達四人は、一瞬、その場に立ち尽くした。そして、一番最初に正気に戻ったのは優香だった。

「え、え~とね、うん、読んだ、ありがとうね、手紙」

ありがとうと言う言葉に紗和の表情が緩んで行く。
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