『霊魔伝』其の弐 火の章
白狐老が奥に進み、一礼をした。
零次朗も同じように礼をした。
《亜絽摩耶様、零次朗殿をお連れしました。どうか、お導きください。》
白狐老が厳かに言うと、社殿全体に響き渡る低い声が言った。
《白狐老とは良い名をもらったものじゃ。零次朗殿、礼を申す。私は亜絽摩耶。この結界を支えておる此処の主だ。。》
「零次朗です。宜しくお願いします。」
白狐老の言うように姿は見えないが、その存在は感じる。
神経を集中して、心で感じるようにすると、そのイメージがぼんやりと浮かんできた。
零次朗の知る中で天狗のイメージが近かった。
《ほう、私のイメージを早くもとらえたか。さすが佐緒里の息子だ。そうだ、私は昔から人々に天狗と呼ばれてきた存在だ。しかし、もっと修行すれば本当の姿が見えるようになるであろう。》
「貴方は母さんを知っているのですか。」
《知っておる。共に戦った友人だ。白狐老よ、零次朗を任せたぞ。》
《了解しました。立派な霊魔使いにして見せます。》
突然、亜絽摩耶の存在感が消えた。
同時に零次朗は軽い疲れを覚えた。
「初めてだ、こんな強い波動を感じたのは。小太郎、大丈夫か。」
《大丈夫だ。以前にも会ったことがあるから。しかし、ずっと昔のことだ。俺が魔封珠に閉じ込められるずっと前だ。あの時よりは格段にすごくなっているけどな。》
《さあ、行こう。次の場所へ。》
白狐老はそういうと、社殿から出た。
「よし、小太郎行くぞ。」
零次朗も同じように礼をした。
《亜絽摩耶様、零次朗殿をお連れしました。どうか、お導きください。》
白狐老が厳かに言うと、社殿全体に響き渡る低い声が言った。
《白狐老とは良い名をもらったものじゃ。零次朗殿、礼を申す。私は亜絽摩耶。この結界を支えておる此処の主だ。。》
「零次朗です。宜しくお願いします。」
白狐老の言うように姿は見えないが、その存在は感じる。
神経を集中して、心で感じるようにすると、そのイメージがぼんやりと浮かんできた。
零次朗の知る中で天狗のイメージが近かった。
《ほう、私のイメージを早くもとらえたか。さすが佐緒里の息子だ。そうだ、私は昔から人々に天狗と呼ばれてきた存在だ。しかし、もっと修行すれば本当の姿が見えるようになるであろう。》
「貴方は母さんを知っているのですか。」
《知っておる。共に戦った友人だ。白狐老よ、零次朗を任せたぞ。》
《了解しました。立派な霊魔使いにして見せます。》
突然、亜絽摩耶の存在感が消えた。
同時に零次朗は軽い疲れを覚えた。
「初めてだ、こんな強い波動を感じたのは。小太郎、大丈夫か。」
《大丈夫だ。以前にも会ったことがあるから。しかし、ずっと昔のことだ。俺が魔封珠に閉じ込められるずっと前だ。あの時よりは格段にすごくなっているけどな。》
《さあ、行こう。次の場所へ。》
白狐老はそういうと、社殿から出た。
「よし、小太郎行くぞ。」