『霊魔伝』其の弐 火の章
「で、これから何処へ向かえばいいのだ。道もないし、ただ広野が広がるだけだな。」
《もう少し行くと、道に出る。その道を左に行くと村がある。その村に行く。》
「道を右に行くと、何があるんだ。」
《右に行くと、闘技場がある。》
「闘技場って、戦う所の闘技場のこと?」
《戦うと言うより、訓練場に近いな。そこで技を磨くんだ。零次朗は、少し村で訓練してからだ。もし出たいと思うならだけど。》
「小太郎の言うことに従うよ。ここでは、おまえが俺の先生だ。頼むぜ、小太郎。」
《なんか照れるな。
しかし、厳しいぞ、これからは。悪意を持つ霊魔は少ないが、何か理由を付けては戦いを挑んでくる霊魔が多くなる。
ここは陰の世界でも特殊な位置にある修行の世界だ。霊魔なら、望めばここで修行ができる。
金の属性の世界は、エネルギーの変動が少ない世界なので、自分の持っているエネルギーだけが頼りになる。
ここでのルールはひとつだけ。
戦って勝ったものが、相手に与えたダメージの量だけ力を奪うことができる。
逆に言えば、ここで自分の器を大きく鍛えることができれば、扱えるエネルギーは飛躍的に増大することになる。
まだこの世界になれていない零次朗とっては、非常に不利なのだ。
だから俺がおまえの力の一部として剣の中にいる。今の零次朗の力は、俺の力がほとんどなのだ。
零次朗は早く俺の力ではなく、自分の力だけで戦えるようになってくれ。》
「わかったよ、小太郎。少しでも早く一人で戦えるようになる。」
《もう少し行くと、道に出る。その道を左に行くと村がある。その村に行く。》
「道を右に行くと、何があるんだ。」
《右に行くと、闘技場がある。》
「闘技場って、戦う所の闘技場のこと?」
《戦うと言うより、訓練場に近いな。そこで技を磨くんだ。零次朗は、少し村で訓練してからだ。もし出たいと思うならだけど。》
「小太郎の言うことに従うよ。ここでは、おまえが俺の先生だ。頼むぜ、小太郎。」
《なんか照れるな。
しかし、厳しいぞ、これからは。悪意を持つ霊魔は少ないが、何か理由を付けては戦いを挑んでくる霊魔が多くなる。
ここは陰の世界でも特殊な位置にある修行の世界だ。霊魔なら、望めばここで修行ができる。
金の属性の世界は、エネルギーの変動が少ない世界なので、自分の持っているエネルギーだけが頼りになる。
ここでのルールはひとつだけ。
戦って勝ったものが、相手に与えたダメージの量だけ力を奪うことができる。
逆に言えば、ここで自分の器を大きく鍛えることができれば、扱えるエネルギーは飛躍的に増大することになる。
まだこの世界になれていない零次朗とっては、非常に不利なのだ。
だから俺がおまえの力の一部として剣の中にいる。今の零次朗の力は、俺の力がほとんどなのだ。
零次朗は早く俺の力ではなく、自分の力だけで戦えるようになってくれ。》
「わかったよ、小太郎。少しでも早く一人で戦えるようになる。」