『霊魔伝』其の弐 火の章
やや広めの道にでた。
右を向くと丘の向こうに塔のようなものが見えた。
それを見ながら村に向かった。
「あれが闘技場か。結構大きい建物だな。小太郎は闘技場で戦ったことはあるのか。」
《ある。五階建てになっていて、上に行くほどレベルが高い。俺は前に佐緒里と来たときに三階まで行ったことがある。かなり厳しい戦いだった。今回はもっと厳しいだろう。》
「そうか、かあさんと来たのだったな。そういえば、かあさんの属性は何だったか、教えてくれ。」
《佐緒里か。佐緒里は優れた戦士だった。水の女王と呼ばれていたよ。》
「水の女王というと、水の属性だったのか。俺にもその能力が有ると良いな。」
《水の属性だけではなかった。相反する火の属性をも持ち合わせた、珍しい能力者だった。普通はあり得ないけど、少ない確率でいるらしい。》
「それはどういう能力になるんだい。」
《水の属性は内なるエネルギーを操れる。火の属性は、外のエネルギーを操れる。つまり、エネルギーを操ることにかけては、最高の能力なのだ。それに俺がそのエネルギーを固定化することで、武器を作れたから、最高のペアだった。もっと時間が有れば、きっと五階まで行けただろうな。》
「そんなにすごかったのか、俺のかあさんは。時間が有ればって、何かあったのか。」
《修行の途中で、おまえを身ごもっているのがわかったんだ。それで、修行途中で戻らざるを得なかった。
それから、零次朗が生まれたあと、事件に巻き込まれて佐緒里は消えた。
しかし零次朗、ここでは集中するんだ。余計なことを考えている暇はない。
少しでも早く実力を付けることが、佐緒里を救い出すことに繋がることを忘れるな。》
「わかっている。小太郎、俺を強くしてくれ。」
右を向くと丘の向こうに塔のようなものが見えた。
それを見ながら村に向かった。
「あれが闘技場か。結構大きい建物だな。小太郎は闘技場で戦ったことはあるのか。」
《ある。五階建てになっていて、上に行くほどレベルが高い。俺は前に佐緒里と来たときに三階まで行ったことがある。かなり厳しい戦いだった。今回はもっと厳しいだろう。》
「そうか、かあさんと来たのだったな。そういえば、かあさんの属性は何だったか、教えてくれ。」
《佐緒里か。佐緒里は優れた戦士だった。水の女王と呼ばれていたよ。》
「水の女王というと、水の属性だったのか。俺にもその能力が有ると良いな。」
《水の属性だけではなかった。相反する火の属性をも持ち合わせた、珍しい能力者だった。普通はあり得ないけど、少ない確率でいるらしい。》
「それはどういう能力になるんだい。」
《水の属性は内なるエネルギーを操れる。火の属性は、外のエネルギーを操れる。つまり、エネルギーを操ることにかけては、最高の能力なのだ。それに俺がそのエネルギーを固定化することで、武器を作れたから、最高のペアだった。もっと時間が有れば、きっと五階まで行けただろうな。》
「そんなにすごかったのか、俺のかあさんは。時間が有ればって、何かあったのか。」
《修行の途中で、おまえを身ごもっているのがわかったんだ。それで、修行途中で戻らざるを得なかった。
それから、零次朗が生まれたあと、事件に巻き込まれて佐緒里は消えた。
しかし零次朗、ここでは集中するんだ。余計なことを考えている暇はない。
少しでも早く実力を付けることが、佐緒里を救い出すことに繋がることを忘れるな。》
「わかっている。小太郎、俺を強くしてくれ。」