『霊魔伝』其の弐 火の章
名を呼ばれた霊魔が前にでた。
そして、倒れている霊魔たちを診断し始めた。
《これはひどいな。どうしたらここまで痛めつけられるんだ。生きているのが不思議な程です。村長。》
《何とかできるか。》
《取りあえず応急処置を施します。しかし、できるだけ早く村の診療所に連れて行ったほうがいいでしょう。》
センダリはそう言うと、胸の前で両手を不思議な形で結び、呪文を唱え始めた。
《オン・コロコロ・バイシャジュヤグル・マトウギ・ソワカ・ベイ。》
センダリの両手が白く光り出し、その光が縄のように伸びて、瀕死の霊魔たちの身体に届いた。
すると、霊魔たちの身体が光り始めた。光は白から青色となり、そして次第に赤くなると消えた。
《応急処置は終わりました。枯れかけていた精気を封入しました。しかし、本格的な治療をしないと、精気はすぐに失せてしまいます。》
センダリは村長に報告した。
村長はしばらく考えていたが、意を決して言った。
《サトバ、バヤベイ、バナンダ。この三人を村に連れて戻り、治療をするように。そして、急いで戻ってきてくれ。》
名を呼ばれた三人の霊魔は、倒れている霊魔たちを抱き起こすと、抱えて村に向かって走り出した。零次朗は村長に言った。
「助かると良いですね、彼ら。もし、俺が原因で彼らが傷つけられたのなら、俺は許せない。小太郎、俺と一緒に戦ってくれ。こんな事はすぐに終わらせないと。」
《零次朗、気持ちは分かるが、落ち着くのだ。その怒る心に隙ができる。冷静に状況を判断するのだ。》
《そうです。零次朗殿、決して貴方のせいではありません。これはこの世界の宿命なのです。ここにいる我々の中で、貴方を責めるものは誰もいません。》
村長の言葉に皆が頷いた。
そして、倒れている霊魔たちを診断し始めた。
《これはひどいな。どうしたらここまで痛めつけられるんだ。生きているのが不思議な程です。村長。》
《何とかできるか。》
《取りあえず応急処置を施します。しかし、できるだけ早く村の診療所に連れて行ったほうがいいでしょう。》
センダリはそう言うと、胸の前で両手を不思議な形で結び、呪文を唱え始めた。
《オン・コロコロ・バイシャジュヤグル・マトウギ・ソワカ・ベイ。》
センダリの両手が白く光り出し、その光が縄のように伸びて、瀕死の霊魔たちの身体に届いた。
すると、霊魔たちの身体が光り始めた。光は白から青色となり、そして次第に赤くなると消えた。
《応急処置は終わりました。枯れかけていた精気を封入しました。しかし、本格的な治療をしないと、精気はすぐに失せてしまいます。》
センダリは村長に報告した。
村長はしばらく考えていたが、意を決して言った。
《サトバ、バヤベイ、バナンダ。この三人を村に連れて戻り、治療をするように。そして、急いで戻ってきてくれ。》
名を呼ばれた三人の霊魔は、倒れている霊魔たちを抱き起こすと、抱えて村に向かって走り出した。零次朗は村長に言った。
「助かると良いですね、彼ら。もし、俺が原因で彼らが傷つけられたのなら、俺は許せない。小太郎、俺と一緒に戦ってくれ。こんな事はすぐに終わらせないと。」
《零次朗、気持ちは分かるが、落ち着くのだ。その怒る心に隙ができる。冷静に状況を判断するのだ。》
《そうです。零次朗殿、決して貴方のせいではありません。これはこの世界の宿命なのです。ここにいる我々の中で、貴方を責めるものは誰もいません。》
村長の言葉に皆が頷いた。