『霊魔伝』其の弐 火の章
《今度はこちらから行く。受けてみよ。》
そう叫んだラニの言葉が終わるや、渦の中から無数の水滴が目に見えぬ速さで打ち出された。
避ける間もなく、村長は全身に受けた。
村長の全身を覆っている黒い毛が飛び散り、全身に無数の傷を負った。
水滴といえども、その勢い次第では鉄板をも貫くことさえある。
《やるではないか。しかしこの程度ではまだまだ倒れるわけにはゆかぬ。》
村長の後ろにいたアミリタが前にでた。
《私がやります。》
アミリタは懐から鎖を出した。それを八の字を描くように振り始めた。
《誰が来ても同じ事。アミリタよ、受けてみよ。》
再びラニの攻撃が来た。
同時にアミリタは鎖をラニに向けて放った。
鎖はスルスルと伸びて、渦の中に飛び込んでいった。
アミリタは手応えを感じると放電した。
ラニのうめき声が聞こえると、空気の渦が止まり、姿を現したラニが倒れていた。
「やったぞ。」
思わず零次朗は叫んだ。
がアミリタも倒れていた。
全身に無数の傷を負って。
脇には村長も倒れていた。
二回目の攻撃も受けたらしい。
センダリが駈け寄った。
胸の前で印を結び、呪文を唱え始めた。
《オン・コロコロ・バイシャジュヤグル・マトウギ・ソワカ・ベイ。》
センダリの両手が白く光り出し、その光が縄のように伸びて、村長とアミリタに届いた。
すると、二人の身体が光り始めた。
光は白から青色となり、そして次第に赤くなると消えた。
《村長、しっかりしてください。》
《おお、センダリ。アミリタはどうじゃ。》
《アミリタは駄目です。ちょうど電撃を放ったときに攻撃を受け、防御が全くできなかったので、まともに受けてしまいました。》
《何という事じゃ。同じ仲間同士ではないか。悲しいことだ。こんな事は早く終わらせなければならない。》
そう叫んだラニの言葉が終わるや、渦の中から無数の水滴が目に見えぬ速さで打ち出された。
避ける間もなく、村長は全身に受けた。
村長の全身を覆っている黒い毛が飛び散り、全身に無数の傷を負った。
水滴といえども、その勢い次第では鉄板をも貫くことさえある。
《やるではないか。しかしこの程度ではまだまだ倒れるわけにはゆかぬ。》
村長の後ろにいたアミリタが前にでた。
《私がやります。》
アミリタは懐から鎖を出した。それを八の字を描くように振り始めた。
《誰が来ても同じ事。アミリタよ、受けてみよ。》
再びラニの攻撃が来た。
同時にアミリタは鎖をラニに向けて放った。
鎖はスルスルと伸びて、渦の中に飛び込んでいった。
アミリタは手応えを感じると放電した。
ラニのうめき声が聞こえると、空気の渦が止まり、姿を現したラニが倒れていた。
「やったぞ。」
思わず零次朗は叫んだ。
がアミリタも倒れていた。
全身に無数の傷を負って。
脇には村長も倒れていた。
二回目の攻撃も受けたらしい。
センダリが駈け寄った。
胸の前で印を結び、呪文を唱え始めた。
《オン・コロコロ・バイシャジュヤグル・マトウギ・ソワカ・ベイ。》
センダリの両手が白く光り出し、その光が縄のように伸びて、村長とアミリタに届いた。
すると、二人の身体が光り始めた。
光は白から青色となり、そして次第に赤くなると消えた。
《村長、しっかりしてください。》
《おお、センダリ。アミリタはどうじゃ。》
《アミリタは駄目です。ちょうど電撃を放ったときに攻撃を受け、防御が全くできなかったので、まともに受けてしまいました。》
《何という事じゃ。同じ仲間同士ではないか。悲しいことだ。こんな事は早く終わらせなければならない。》