『霊魔伝』其の弐 火の章
残ったのは、零次朗を始め、カクギョウ、ドハンバ、センダリ、アラハシャ、シュレイの六名となった。
《シュレイよ、先頭に立って気配を探ってくれ。アラハシャよ、後ろを守ってくれ。センダリは零次朗殿とカクギョウ殿を守れ。
カクギョウ殿、その七支刀私が持ちましょう。》
「いや、これは私が預かったものですから、私が持ってますよ。」
《そうですか。では、お任せしましょう。さあ、行くぞ。》
シュレイとドハンバが先を行き、その後に零次朗とカクギョウ、センダリと続き、アラハシャが少し離れて歩き出した。
《零次朗、気を強く持て。未だこれから試練は続くのだ。》
小太郎が励ますように言った。
カクギョウも零次朗に言った。
「零次朗君。君は恵まれている。こんなに仲間から好かれるのは、君の心の純粋さだ。それさえ忘れなければ、きっとこの試練を克服できる。」
「ありがとうございます。小太郎、俺は負けない。」
一行がしばらく行くと、シュレイが立ち止まった。
闘技場がその先に見えていた。
シュレイが気配を探っている。
《おかしい。闘技場からは邪悪な気配が伝わってこない。複数の霊気はあるが、邪気は感じられない。》
シュレイがそう呟くと、ドハンバが言った。
《とにかく闘技場へ行ってみよう。油断するな。》
周囲の様子を窺いながら、闘技場に近づいていくと、入り口に誰かが立っていた。
よく見るとイシャナエイだ。
《ようこそ。お待ちしていました。》
《イシャナエイ、良くも裏切ってくれたな。》
ドハンバが叫んだ。
《シュレイよ、先頭に立って気配を探ってくれ。アラハシャよ、後ろを守ってくれ。センダリは零次朗殿とカクギョウ殿を守れ。
カクギョウ殿、その七支刀私が持ちましょう。》
「いや、これは私が預かったものですから、私が持ってますよ。」
《そうですか。では、お任せしましょう。さあ、行くぞ。》
シュレイとドハンバが先を行き、その後に零次朗とカクギョウ、センダリと続き、アラハシャが少し離れて歩き出した。
《零次朗、気を強く持て。未だこれから試練は続くのだ。》
小太郎が励ますように言った。
カクギョウも零次朗に言った。
「零次朗君。君は恵まれている。こんなに仲間から好かれるのは、君の心の純粋さだ。それさえ忘れなければ、きっとこの試練を克服できる。」
「ありがとうございます。小太郎、俺は負けない。」
一行がしばらく行くと、シュレイが立ち止まった。
闘技場がその先に見えていた。
シュレイが気配を探っている。
《おかしい。闘技場からは邪悪な気配が伝わってこない。複数の霊気はあるが、邪気は感じられない。》
シュレイがそう呟くと、ドハンバが言った。
《とにかく闘技場へ行ってみよう。油断するな。》
周囲の様子を窺いながら、闘技場に近づいていくと、入り口に誰かが立っていた。
よく見るとイシャナエイだ。
《ようこそ。お待ちしていました。》
《イシャナエイ、良くも裏切ってくれたな。》
ドハンバが叫んだ。