愛し人〜aishibito〜
パーティに招待した人達が帰っていつもの三人家族に戻った
三沢一家は
久美子がお風呂に入っていた間に亜紀子と父親の健三(ケンゾウ)が
何やらお茶をしながら
話をしていた。






「実はあの時、回覧板が来たというのは嘘だったの」



「どうゆう事だ」



「本当は久美子宛の宅急便が届いたのよ。きっとクリスマスプレゼントね」



「………雅也くんからか?」



「ええ。なのでみんなの前で渡すのはどうかと思って…雅也くんアメリカに行ったばかりだったし」



「そうか…で、今そのプレゼントは?」



「お風呂に入ってる間に久美子の部屋に置いてきました」



「そうか……雅也くんが居なくなってどうなるかと思ったが、それほど落ち込んではないようだな」



「そんな事ないですよ。みんなの前では強がってるだけ…本当は淋しいはずよ」
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