蹴球魂!!!!
その後俊介は、胡桃に向かって何か意味わかんないジェスチャーをした。

伝わるわけないはずなのに、胡桃はひらめいた顔をして、OKサインを出した。


…え、あれで伝わったんだ。笑


「部長ー!!!!」

「お、俊介。どうした??」

「俺と、まーちんとくーちん、森ちんと、それから晃ちん…選抜メンバーに立候補しまっす☆」

「ちょ…俺そんな事…!!!!」

「ありがとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」


俊介がそう言うと、部長は大袈裟に喜んだ。

…なんでだろう??


「じゃあ、1年生の選抜メンバーは、俊介、飛鳥、晃汰、円ちゃん、胡桃ちゃんの5人で決定ー♪」

ーパチパチパチパチ…


中途半端な拍手が沸き起こる。

他の1年生は嬉しそうに胸を撫で下ろしている。

…なんでだろう??


「じゃあ…2年生!!立候補は!?」

ーシーン…

「じゃあ、大輔と、唯斗と…」

「「ちょいちょいちょいちょーい!!!!」」


物凄い剣幕で部長を止めにかかる大輔先輩と唯斗先輩。

そして、顔が青ざめた他の2年生。

…やっぱり、なんでだろう??


「「俺らがあのステージに出るなんて、もう懲り懲りです!!!!」」

…ん??

「仕方ないだろ??サッカー部とダンス部の間のカップル率、高いんだから…」

「「だからって、“アレ”はあんまりですよ!!!!」」

…え??

「そこをなんとか!!」

「「死んでも嫌です!!!!」」

…はい……!?
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