君のいない教室
「さぁさぁ、遅刻した罰なんだから、渡して来なさい!」

「つか、罰って参加しなかった奴だけじゃなかったのかよ!」

「遅刻した奴も、罰あるに決まってんでしょ。ほら、早く!」

「はぁーめんどくせぇ。」


つか、何で山田にラブレターなんか…。


「破っていい?で、ヤブレターにしちゃダメ?」

「ダジャレ言ってないで、早く渡して来てよ!私が渡しに行っちゃうよ?」

「わかったから。もういいよ。渡せばいいんだろ、渡せばっ!」


僕はそう言って、山田のクラス、3年3組へと向かった。



山田は…クラスの友達と楽しそうに笑ってた。

その時、山田の方から僕に気づいて、こちらに寄って来た。


「大蔵じゃん。どした?」

「ちょっと来て。」


僕はそう言って、山田を廊下に連れ出した。


「今から渡すもんに、びっくりすんなよ。」

「へ…?」

「コレ、罰ゲームとして、山田に渡せって久保田に言われた。」


僕はそう言って、少し赤くなりながら、山田に渡した。



< 10 / 103 >

この作品をシェア

pagetop