君のいない教室
山田は封筒を開けた。

そして、楽しそうにケラケラと笑っていた。


「さすが香里。センスいいなー!」

「何て書いてあんだよ、見せろよっ!!」


僕は、山田からラブレターを奪い取った。

中にはこんな事が書かれていた。


************

親愛なる、山田愛由さんへ

突然、こんな手紙書いて悪いな。でも、もう耐えられないんだ。お前と友達でいるって言うのが。

俺にはみら先輩がいる。だけど、山田が好きなんだ!
大好きなんだ!愛してるんだ!!

どうか、俺のハートを受け止めてくれ、マイスイートハニー♥

返事は、俺の靴箱にそっと甘い香りを残して、置いてくれよ…♥


大蔵海より

************


「何だこれ…まじキショイわ、ありえねーっ!!」


僕は、ラブレターを破いた。


「あー面白かったのに。」


ちっとも面白くなんかない。

気持ち悪くて鳥肌が立つ。


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