軽業師は新撰組隊士!



しかし、山崎はそんなことは気にせず続ける。



「あなたは、何者ですか?」



その言葉で
土方と沖田も楓を見る。


土方は煙管の火を消し、沖田は笑みを張り付けたままで。




―――隠せない。


きっと、嘘をついてもバレるだろう。


そう思い、楓は口を開いた。




「確かに、私の軽業は、軽業と忍法を組み合わせた特殊なものです。」


「……やっぱりな。」




土方が
だから俺は忍かと聞いたんだ、と言った。




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