空っぽなあたしとヤンキーな彼
[side弘樹]
別のセンコーに絡まられるのもウザかったから俺は教室に戻った。
「あー、ヒロ~」
「おっす瑞月。」
コイツはダチの澤田瑞月。
「何、また説教?」
ニヤニヤしながら訊いてきた。
「カンケーねぇよ。」
「俺にも教えてくれたっていーだろ。」
「瑞月にはカンケーねぇって。」
「ちぇ…」
瑞月はつまらなさそうな顔をした。
「つか、さっき訊いたんだけど転校生来たらしいじゃん♪」
「知らねー。キョーミ無い」
「つれねぇよな、ヒロは。」
「ほっとけ」
俺は金と煙草とケンカと女で生きていけるから。
「あ、あの女とはどうなったの?」
「は…?」
「このまえ、ヤったんじゃねーの?」
「あぁ。別に?向こうも身体だけだし」
俺は女に不自由しない。
黙ってても向こうから来るから楽だし。
ヤらせてくれるってならいくらでも相手するし。
「ヒロさ、本命いねーの?」
「…んなもん作るかバーカ。」
恋愛なんてくだらないものに首つっこんでらんねーよ。
「瑞月は?」
「俺は美波ラブだからさ」
「あぁ、まだ続いてんだ?」