空っぽなあたしとヤンキーな彼
新しいお家は2階建て。
前住んでいたところより少し都会みたい。
「はいコレ。」
そう言って渡されたのは大きなトランク。
「前のあなたの部屋にあったものよ。家具はもう運んであるから」
「あ、ありがとう。」
あたしは2階の自分の部屋に向かった。
「うわー、広~い」
部屋は明るい構造で外からの光が部屋を明るくしてた。
「そうだ、中身出さなきゃ。」
トランクを開けると清楚系の服がいっぱい。
「あたしって、こんなカンジなんだ。」
正直、今のあたしは好みじゃない。
「新しい服と靴とバッグ。買ってもらわなきゃ」
1階に降りるとお母さんにそのことを伝えた。
「そうね、良いわよ~」
笑顔でそう言ってくれた。